pip — パッケージ管理
古いPythonではパッケージ管理のためにツールを別途インストールする必要があった。
Python 3.4 以降では venv
と ensurepip
が標準ライブラリに入って少しマシに。
科学技術系の利用だけなら、Python本体のインストールからパッケージ管理までぜーんぶ
Anaconda に任せるのが楽ちんらしい。
その場合 pip
を混ぜて使ってはいけないので、本記事はほぼ無用。
ただし、環境を汚したりAnaconda特有の不具合が出たりするので私は使わないしオススメもしない。
pip
PyPI
からの簡単にパッケージをインストールできるようにするツール。
アンインストール機能の無い easy_install
に取って代わり、
現在では公式に推奨されている。
Python 2.7.9以降、3.4以降では標準ライブラリの
ensurepip
によって自動的にインストールされる。
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全体のヘルプ、コマンド毎の詳細ヘルプ:
pip3 help pip3 install --help
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よく使うコマンド:
pip3 list --outdated pip3 install -U setuptools pip wheel pip3 search jupyter
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設定ファイルは
~/.config/pip/pip.conf
と公式には書いてあるが~/.config/python/pip.conf
でも認識される:[list] format = columns
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全パッケージをバージョンまでそっくり引き継ぐには:
pip3 freeze >requirements.txt pip3 install -r requirements.txt
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手動インストール:
python -m ensurepip --user # または curl -O https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py python get-pip.py --user
--user
を付けた場合のインストール先は環境変数PYTHONUSERBASE
で指定できる。 その中のbin/
をPATH
に追加するか、 絶対パスでpip
コマンドを使う。
venv
https://docs.python.org/3/library/venv.html
Python実行環境を仮想化するパッケージ。
これで作った仮想環境内で pip
を使ってパッケージ管理する。
Python 3.3 以降では venv
が標準ライブラリ入りしたので
virtualenv
の個別インストールは不要になった。
仮想環境を作る:
python3 -m venv [OPTIONS] ~/.virtualenvs/myproject
仮想環境に入る、から出る:
source ~/.virtualenvs/myproject/bin/activate
deactivate
仮想環境の置き場所はどこでもいいけど、
~/.venvs
とか ~/.virtualenvs
にしておけばツールに見つけてもらいやすい。
例えば
vscode-python,
reticulate,
etc.
setuptools
https://github.com/pypa/setuptools
パッケージ管理・作成の基本となるライブラリ。
コマンドラインツール easy_install
はこれの一部として含まれているが、直接使うことはない。
(pip
を使う)
See also “setuptools — Pythonパッケージ作成”
setuptools
の改良版としてしばらく distribute
も利用されていたが、
その成果が setuptools
にマージされたので忘れていい。