Heavy Watal

RepeatMasker

https://www.repeatmasker.org/

インストール

プログラム

Homebrew で一撃:

brew install brewsci/bio/repeatmasker

依存プログラムも自動的に入る: RMBlast, HMMER, Tandem Repeat Finder.

ただし4.0.7で更新が滞っているので、 新しいものを使いたければ自力でどうにかする。

pip3 install h5py
brew install heavywatal/tap/repeatmasker-h5

データベース

単純な反復や一般的なアーティファクトはライブラリに組み込まれているが、 もっとしっかり使いたい場合はライブラリを更新して利用する。

  1. ディレクトリ移動: cd $(brew --prefix)/opt/repeatmasker/libexec/
  2. ファイルを追加・更新する。
    • RepBase: アカデミックな用途なら無料で使えていたが、いつの間にか有料になっていた。
    • Dfam: 使いたいものをダウンロードして ./Library/Dfam.* を差し替える。
      RepeatMasker 4.1.0 以前は Dfam.hmmDfam.embl を使っていたが、 4.1.1 以降では Dfam.h5 を使う。 4.1.2 には始めから Dfam 3.3 curatedonly が付いてくる。
  3. 変更を反映させる: /usr/bin/perl ./configure <configure.input

実行時に毎回 -lib オプションでファイルを指定する手もある。

使用方法

https://www.repeatmasker.org/webrepeatmaskerhelp.html

コマンド

https://github.com/rmhubley/RepeatMasker/blob/master/repeatmasker.help :

RepeatMasker -help
RepeatMasker -pa 4 -qq -species oryza -dir . -xsmall -gff seq.fa

入力ファイルは圧縮 .fa.gz でもいいけど勝手に展開してしまうので注意。

-engine [crossmatch|wublast|abblast|ncbi|hmmer|decypher]

-parallel 1
並列化の恩恵は大きい
-s (slow), -q (quick), -qq (rush)
sensitivityとのトレードオフ
-nolow / -low
low complexity DNAをマスクしない
-noint / -int
interspersed repeatsをマスクしない
-norna
small RNAをマスクしない
-div [number]
コンセンサスからの分化度が指定したパーセント未満のやつだけマスク
-lib [filename]
自分で用意したライブラリを使う。
そのときのスコア閾値: -cutoff 225
-species CLADE_NAME
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/Taxonomy/taxonomyhome.html/ に出てくるクレード名で指定可能。 大文字小文字は無視。 chimpanzee, mammals みたいな英語名も一部可能。 デフォルトは primate らしい。
-frag 60000
最大マスク長
-nopost
最後に自動で PostProcess を走らせない。
-dir OUTDIR
出力先。デフォルトはカレントではなくクエリと同じとこ。
-xsmall
反復配列を小文字にするsoft mask。 デフォルトでは N に置き換えるhard mask。
-gff
GFFファイルも出力する。
-small
“returns complete .masked sequence in lower case”
意味不明。ソースコードを眺めた感じでは、何もしてない。

生成物

計算途中の一時ファイルが ./RM_{pid}.{datetime} に書き出される。

${INFILE}.cat.gz
RepeatMasker が出力する大元の結果。 以下のファイルはこれを元に ProcessRepeats が作る。
${INFILE}.masked
見つかった箇所を N や小文字に置き換えた配列ファイル。
入力ファイルの折り返し幅を保持してくれない。
soft mask済み入力ファイルの小文字を保持してくれない。 判定から外れた部分は大文字に戻される。 追加マスクしたいならGFFとかを使って自分でやる必要がある。
${INFILE}.tbl
見つかった反復配列の要約
${INFILE}.out
アノテーション情報。
固定幅っぽい変なレイアウトの表で扱いにくい。ちょっと眺めるだけ。
${INFILE}.out.gff
-gff オプションを付ければ作ってくれる。 実質的に使える出力ファイルはこれだけかも。

RepeatScout

http://bix.ucsd.edu/repeatscout/

反復配列を de novo で拾い、RepeatMaskerで利用可能なライブラリを生成する。

  1. RepeatScout本体をインストール:
    wget -O- http://bix.ucsd.edu/repeatscout/RepeatScout-1.0.5.tar.gz | tar xz
    cd RepeatScout-1/
    make
    
  2. L-mer の頻度テーブルをつくる:
    build_lmer_table -l 14 -sequence myseq.fa -freq lmer_table
    
  3. そのテーブルと配列から反復配列のFASTAを作る:
    RepeatScout -sequence myseq.fa -output rs_output.fa -freq lmer_table -l 14
    
  4. TRFとNSEGを呼び出して >50% low-complexity なものを除外:
    cat rs_output.fa | filter-stage-1.prl >rs_filtered1.fa
    
    NSEG はビルド不可能なので filter-stage-1.prl を適当に書き換える必要がある。
  5. RepeatMaskerで位置と登場回数を調べる:
    RepeatMasker -parallel 4 -dir . -lib rs_filtered1.fa myseq.fa
    
  6. 一定回数に満たないものを除外:
    cat rs_filtered1.fa | filter-stage-2.prl --thresh=10 --cat=myseq.fa.out >rs_filtered2.fa
    
  7. 遺伝子領域のGFFなどを与え、mobile elementっぽくないものを除去:
    compare-out-to-gff.prl --gff=known_genes.gff --cat=myseq.fa.out --f=rs_filtered2.fa >lib.ref
    

RepeatModeler

https://www.repeatmasker.org/RepeatModeler/

上記RepeatScout手順を簡単に実行するラッパー? 私はうまく使えた試しがない。

前準備

使い方

  1. カレントディレクトリにBLASTデータベースを構築:
    BuilDatabase -name Colletotrichum_orbiculare -engine ncbi path/to/Colletotrichum_orbiculare.fa
    
  2. 本体を実行(かなり時間がかかる):
    RepeatModeler -engine ncbi -pa 4 -database Colletotrichum_orbiculare >run.out
    
    RM_[PID].[DATE]/ に結果が書き出される。
  3. できあがった consensi.fa.classified をライブラリとして RepeatMasker を実行:
    RepeatMasker -lib consensi.fa.classified some_sequence.fa
    

TEclass

https://www.compgen.uni-muenster.de/tools/teclass

トランスポゾンを分類する。

与えられたFASTAに含まれているのはTEだ、という仮定で分類するだけので、 単純反復配列や重複遺伝子などを予めしっかり除去しておく必要がある。

  1. 本体をダウンロード:

    wget -O- http://www.compgen.uni-muenster.de/tools/teclass/download/TEclass-2.1.3.tar.gz | tar xz
    cd TEclass-2.1.3/
    less README
    
  2. 周辺ライブラリを整備。 でもとりあえず分類したいだけならblastclustなどは不要らしい:

    ./Download_dependencies.sh
    ./Compile_dependencies.sh
    ./Configure.pl
    
  3. pre-built classifiers (>400MB) をダウンロード:

    cd path/to/TEclass/classifiers/
    wget -O- http://www.compgen.uni-muenster.de/tools/teclass/download/classifiers.tar.gz | tar xz
    
  4. 実行: ./TEclassTest.pl file.fa

  5. 結果はひとつのディレクトリにまとめて書き出される

    • file.fa: 元ファイルからTEだけ抜き出したもの?
    • file.fa.html: 一覧
    • file.fa.lib: RepeatMasker用?
    • file.fa.stat: LTRなどがそれぞれいくつあったか集計